現在のIT部門での仕事のやりがいや面白さを教えてください。

[ 和田 ] 新しいことが刺激になるタイプなので、情報のアップデートが激しいIT分野に関われるのは、とても面白いです。変化のスピードが速い分、他では得られない多くの知識や経験を積むことができる点も気に入っています。

新しいことに挑戦するのが好きな方には、ピッタリな部署ですね。小泉さんはいかがですか？

[ 小泉 ] 私の場合、人とは違う仕事や専門性に価値を感じるので、銀行の三大業務である預金、融資、為替とは異なるIT業務を担当すること自体にやりがいを感じています。それに、銀行の裏側でシステムや通信がどのような仕組みで動いているかを知ることができるのも、楽しいですね。

ITというとベンダーや開発会社を思い浮かべる方も多いと思いますが、東京スター銀行でITの仕事をすることの意味や役割をどのように感じていますか？

[ 小泉 ] ベンダーにとってお客さまは、システム開発を依頼した企業や団体になりますが、東京スター銀行のIT部門のお客さまとなるのは、行内システムやネットワークインフラを利用する行員の皆さん。皆さんが働きやすいIT環境を整備するために、縁の下の力持ちとして銀行業務を陰からサポートするのがIT部門です。

システムのベンダーだと、どうしてもお客さまとの間には一線が引かれていて、システムのバグが起きなければいい、クレームにならなければいいというゴールになりがちですが、東京スター銀行では、他部門の担当者がシステムを使いこなして銀行全体の成果を上げていくことがゴールですので、スタンスが違いますよね。

[ 和田 ] 多く売ったから儲かるという時代が終わって、銀行業も量よりも質が問われるようになってくると思います。リアル店舗も減っていくでしょうし。その中で、RPAやAIを導入することで業務効率を図るなど、銀行においてIT部門は業務の質を高めるために、非常に重要な役割を担っていると感じています。

東京スター銀行のIT部門だからこその面白さって何でしょうか？

[ 小泉 ] IT部門といっても、和田さんのようにデジタル技術を駆使して業務効率化などを行う部署もありますし、私のように行内のネットワーク環境の整備やサーバ構築に関わるインフラ分野もあったり、開発部であれば社会的責任が大きい銀行のシステムを安定稼働させるために保守・管理を行い、さらにシステム開発における要件定義やテスト、新商品やサービス追加に伴うシステム設計などを担当します。ベンダーだと開発案件のシステム構築がメインの仕事になりますが、東京スター銀行では、ITといっても分野も業務の幅が広く、その中で自分の特性に合う仕事に巡り合えるのは面白いのではないでしょうか？

和田さんや小泉さんのように、学生時代に特にIT技術を学んでいない方でもIT部門で活躍できるのも東京スター銀行の魅力になるのではないでしょうか。システムやネットワークなどのIT技術の豊富な経験をもつキャリア入行の方も多いですし、将来的にIT分野の専門性を身につけたい方にも、東京スター銀行は成長できる最適な環境があると思います。

[ 和田 ] 私が所属している部署は、あまり上下関係がなく、かなりオープンな雰囲気です。役職に関わらずコミュニケーションが取りやすく、率直に意見を交換できるのもいいですね。

東京スター銀行全体は風通しの良い社風がありますね。

[ 小泉 ] 私の部署も、風通しは良いですが、東京スター銀行全体でみれば、良くも悪くもやはりトップダウンではあると思います。これは企業ならどこでも少なからずあること。ですが東京スター銀行では、要点さえ押さえていれば担当者にもある程度の裁量はあるので、自分の意見が通ることも多いですし、仕事はしやすいと思います。

チーム内に外国籍の方もいますか？

[ 和田 ] 私の部署には2人、外国籍の後輩がいます。日本では、言葉でもメールでも、「こういう理由だから、こうなります」といった、前置きというか理由を大事にしますが、外国籍の方は結論ベースで話を進めるケースもあったりします。結論から先に言ってくれた方が、話が早い場面もありますしね。コミュニケーションを取りながら、お互いにだんだん慣れてきていると思います。

[ 小泉 ] 半●●樹のようなバンカーになることを目指していたため、就活時にイメージしていた仕事とはだいぶ違いがあります。でも、会社の中で何か専門的なことを身につけ、それを極めていくことを考えていましたので、自分がなりたかった社会人像から大きく外れていないと思います。

仕事をする中で、やりたいことが変わっていくこともありますね。

[ 和田 ] そう思います。私も就活時には、IT部門でRPAやAI関連の仕事をするとは、夢にも思っていませんでした。コミュニケーションセンターで営業をするうちに、考えが変わっていきました。もう一度自分のキャリアを見つめ直しIT部門に公募で異動しました。

[ 小泉 ] 配属当初は、IT関連の専門用語や仕組みが一切分からず苦労しました。専門用語も知らなかったので、用語をメモして調べたり、ネットワーク機器の動作の仕組みを絵に描いて覚えたり。数をこなしていくうちに、段々と理解できるようになりました。

和田さんは、ITの知識はどのように覚えていったのでしょうか？

[ 和田 ] ネットワークもシステム開発も経験していないため、先輩と仕事をすることで知識を蓄えていきました。私の部署はITの基礎知識が備わって入れば、異動・入行後の立ち上がりはより早くなるかと思います。

資格も取得したと伺いましたが。

[ 和田 ] 個人金融部門に所属していた時に、FP2級とITパスポートを、IT部門に移ってからはG検定を取得しました。

仕事をする中で、今まで「やばい！」と思うようなトラブルや大変だったことはありますか？

[ 小泉 ] とあるネットワーク機器の更改案件での作業調整がとても大変でした。作業を行うにあたり、行内ネットワークがすべて使用不可となる時間帯が発生するのですが、通信断が許容される時間帯や、復旧後の動作確認等、行内外の関係者向けに説明や依頼を行う場面が何度もあり、その取りまとめに骨が折れました。その上、予定していなかった時間帯に通信断を発生させたことで業務システムの処理が一部失敗した時は、「私の銀行員ライフは、終わった」と思いましたが、後日の反省会で、反省点に上がった程度で収まりました。自分にとっては、大変勉強になった経験です。

銀行のシステムは、昼夜問わずフル稼働しているので更改作業は困難を極めますね。和田さんも何かありますか？

[ 和田 ] 幸い私はIT部門に配属になってから、大きなトラブルに見舞われたケースはありませんが、日々の情報のアップデートは、違った意味で“大変なこと”だと感じています。

[ 和田 ] 息抜きは、仕事後にジムで汗を流すことです。週末にお酒を飲むこともリフレッシュになります。

小泉さんのリフレッシュ方法は？

[ 小泉 ] 私は車が好きなので、疲れていると感じた時は、大学や地元の友人を誘って郊外までドライブに出かけます。その土地の温泉や銭湯に入るのが楽しみです。

和田さんも小泉さんもジムに通っていると聞きましたが、筋トレはIT部門で流行っているのでしょうか？

[ 和田 ] いいえ、2人だけですよ、多分。私はクラフトビールなどお酒が好きなのですが、健康診断で数値が良くなくて、それで健康のために運動しようとジム通いを始めました。以前は週3、4日通っていたこともあります。

社内業務だと運動不足になりがちですよね。小泉さんも健康に気遣ってですか？

[ 小泉 ] 私は少し特殊な理由で、学生時代のアルバイト先の年末腕相撲大会で勝つため、筋トレを始めました（笑）。

就活での反省があれば、参考までに教えてください。

[ 小泉 ] 就活で1つだけ失敗だったと感じるのは、「就活生の自分」というキャラクターを作って面接に臨んでいたことです。キャラを作ることであらゆる面接にも動じず、一貫性を持って取り組むことができましたが、自分で作ったキャラにピッタリな会社を見つけ、そこに入社することができても、本来の自分には合わない部分がだんだんと出てくることで苦労すると思います。

本来の自分を出す方が、自分に合う企業が見つかると私も思います。

[ 和田 ] 就活は常に自分が見られている感じがして、周囲と比べてしまったり、結果が出ないと自分が否定されていると感じることもあるでしょう。でもそれは、その会社に「合うか・合わないか」というだけなので、あまり深く思いつめないでいいと思います。

難しいですが、面接も自然体で臨めればいいですよね。では、応援メッセージをお願いします。

[ 小泉 ] 銀行員を目指すのであれば、東京スター銀行のような他行とは違う強みをもった銀行で働くことは、今後のキャリアにもプラスになると思います。そして無理のないようなるべく普段の自分で、就活に臨んでください。頑張ってください。

[ 和田 ] エントリーシートを書くたび、面接を受けるたびに、自分の経験と思考力は確実に磨かれて行きますから、就活は誰かに自分の良さをアピールする練習程度に考えればいいです。なかなか結果につながらなくても、考えすぎずに頑張ってください。

私からも最後に少しだけお話しさせてください。学生のみなさん、ぜひわがままに就活してください。わがままになるとは、好きと嫌いを自分の中で区分けすることです。何が好きで、何が嫌いか、人によって全部違いますから、「自分はこれが好き」、「これが得意」、でも一方で「これは嫌い」、「これが苦手」というものを洗い出していくことが就活だと思います。社会に出てからは日々自分を試すことになり、好き嫌いや得手不得手を自覚していきます。その第一歩として、自分が本当にやりたいことって何だろう、楽しめるのは何だろうと、とにかくわがままに考え抜いてもらいたいです。結果は後からついてくるはずです。そういうわがままなところを東京スター銀行にぶつけていただきたいと思います。