Business金融市場部門
Division Responsibilities 部門の役割
金融市場部門は、銀行ビジネスの基盤となる資金調達や金利・クレジットのリスクテイクにより資金運用を行います。また、銀行が抱える金利リスクや為替リスクをはじめとするさまざまな市場リスクをコントロールしつつ収益を獲得しています。法人のお客さまのリスクヘッジニーズを正確に理解し、高度な金融技術を駆使した最適な金融ソリューション(デリバティブ)を提供しています。
Our Work Fields 私たちの仕事
※2024年1月時点
(総合資金部、市場商品部)
金融機関同士が直接取り引きを行うインターバンク市場を含むさまざまな取引市場を通じ、債券売買、債券貸借取引、デリバティブ取引、外国為替取引、資金取引などを行っています。
金融市場取引を行う部署は2つあります。
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01総合資金部
銀行全体の流動性リスク(資金繰り等)や金利リスクを管理しつつ、お客さまからお預かりした預金や市場から調達した資金を中心に債券投資などを行っています。
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02市場商品部
お客さまとの市場取引に対するヘッジ取引(トレーディング業務)をインターバンク市場で行うことで、銀行収益の極大化を図っています。
いずれの部署においても、業務が市場動向と緊密に連携しているため、日々の市場情報収集や経済指標分析などを継続的に行います。また市場動向を知る上では、取引されている金融商品知識のみならず市場参加者の動向を理解する必要があり、同時にそれらが当行へ与えるインパクトについてもさまざまな規制や行内リスク管理の観点から理解しておく必要があります。
通常は数十億円から数百億円単位で取引が行われるため、間違いは厳禁ですし、市場の動きは極めて早いため、状況判断に必要な十分な金融商品知識とスピーディかつ冷静な判断力が要求されます。
(市場営業部)
法人のお客さまの外貨取引や資金調達などに伴い発生する為替変動リスク・金利変動リスクをヘッジするための
デリバティブ※商品を取り扱っています。
取引のある主なお客さまは、輸出入取引を行っていて、ビジネスに与える為替変動リスクの影響が大きい事業法人となります。
マーケットを熟知したデリバティブのプロが、北は北海道から、南は九州まで日本各地で営業活動を展開。さらに、商品開発の専門部署がお客さまのニーズに応じて、金融工学を駆使したヘッジツールを開発。お客さまのさまざまなヘッジニーズに対応した最適なソリューションを提供し、為替リスクのコンサルタントの役割も担う、デリバティブの精鋭集団です。
マーケットに関する専門知識やデリバティブ取引等の金融商品知識はもちろん、お客さまのビジネスにおける課題やニーズを理解するための財務分析スキルも習得することができます。全国各地のお客さまとの取引を通して、多様なニーズに対する課題解決力や高いコミュニケーションスキルを培っていきます。
(戦略投資部)
金融市場部門において「信用(クレジット)リスク※」を切り口に投資を行っています。
クレジットリスクを取り対価を得る業務は、
- どのようなクレジットリスクをどのような対価で得るのか
- 両者のバランスはとれているのか
をさまざまな視点から、深く正しく分析することが大切になります。
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クレジット投資
債券形態でクレジット投資を行います。
投資対象コーポレート・金融機関クレジット関連の社債(含むCDSを内包するもの)から国内外の証券化商品(米国CLO、豪州や日本のRMBS・ABS)等、市場で流通する債券を中心に投資をします。
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資産投資
多数債権の形態で
クレジット投資を行います。投資対象アパートローン・投資用マンションローン・住宅ローンから不動産ファンド向けノンリコースローン・個人向けオートローン・法人向け債権・不良債権まで投資対象を拡大しています。ローンそのままの多数の債権を信託受益権等投資しやすい形態にストラクチャリングを行います。
いずれの業務も金融機関の中においては、極めて専門性が高い業務となります。好奇心旺盛でどの会社でも通じるような専門性を身につけたい方にぜひご挑戦いただきたいです。